心理的瑕疵とは、実際に物件に問題があるわけではないのにもかかわらず、そこに住む人にとって心理的な障壁や嫌悪感を引き起こす欠陥のことを指します。
たとえば、過去に自殺や殺人、事故死、孤独死、火災などがあった場合、その物件には心理的瑕疵があるとされる可能性があります。
売主は、買主に対して物件に心理的瑕疵があることを正確に説明する責任があります。
もし売主が心理的瑕疵の存在を隠したり怠ったりした場合、買主は契約違反を理由に契約を解除したり、損害賠償を求めることができるかもしれません。
つまり、売主と買主の間で問題や法的争いが起こる可能性があるのです。
参考ページ:心理的瑕疵物件|どんな種類のものが心理的瑕疵になるの?解説!
物理的瑕疵とは、土地や建物における欠陥や損傷のことです。
例えば、建物には雨漏りやシロアリの被害、木材の腐食、水道管や排水管の損傷、壁のひび割れ、建物の傾きなどが該当します。
土地に関しては、産業廃棄物の埋まっている場合や土壌汚染、地盤の問題なども物理的瑕疵に該当します。
物理的瑕疵は、目に見える形で発見できる場合が多く、リフォームや建て替えなどで対処することが可能です。
一方で、再建築不能な物件など、法的欠陥の典型的な例も存在します。
このような不動産を購入すると、将来的に建て替えができないリスクがあることを意味します。