理学療法 筋力について

■筋力は神経、神経筋接合部、筋線維のそれぞれの要素がひつようであり、これらのどの部分が障害されても筋力低下が起こる。神経は上位運動ニューロンの障害の場合は不動性の筋萎縮によって筋力低下がおこる。下位運動ニューロンの障害は錐体路・錐体外路からの伝達が筋に伝わらず筋収縮をおこすことができず、筋が他動的に伸張されても情報が求心性に脊髄まで伝達されないため弛緩性麻痺となり、筋力は発揮されない。神経筋接合部の場合も運動野からの情報がα・γ線維から筋に伝達されない。
中枢神経麻痺は錐体路が障害され、運動野から2次ニューロンへの伝達がされない。運動野から骨格筋への伝達は基底核や網様体を通り錐体外路系として脊髄へ伝えられ、γ、α線維を伝い骨格筋の収縮が起こる。筋収縮の伸張によって筋紡錘からⅠaとⅡ、腱紡錘からⅠb線維が脊髄へ求心性に脊髄に伝え、α線維を抑制(Ⅰb線維)、促進(ⅠaとⅡ線維)する。しかし脊髄から錐体路を通り、大脳皮質への情報の伝達がされず、大脳皮質による筋収縮の調節を行なうことができず、正しい指令を出すことができない。
筋からのフィードバックがされず、抑制ができないため錐体外路の活動が過剰に高まることによって網様体脊髄路への抑制がとれ、γ線維の興奮性は高まり筋を収縮させるので筋緊張が亢進する。
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